サガ20周年プレミアムファンイベント。


サガ20周年プレミアムファンイベントに行ってきました!
そのレポートを書こう!   ・・・と思ったんですが、とったメモは殴り書きなうえ箇条書きで、自分でも読み難い(笑) のでフンイキ掴み辛さは多々あるのはご容赦を。
サガシリーズが辿った時代をおおまかに4つに分けてそれぞれを語る、トークイベントがメインです。
追記:司会進行役は青山さんという方と時田プロレクターが担当しています。

■サガの黎明期

河津さん、田中さんがご登壇。
GBサガ誕生のあたりの話題。

・時田「おじさんばっかりで深夜のフンイキですね」
・GBサガのメインスタッフは9人。
・時田「9人でミリオンヒットってウハウハですよねー!」「もうかりまっせー!」
・当時のスクウェアは1年毎に移転(赤坂→恵比寿→目黒)
・移転ばっかりするお陰で飯屋のレパートリーには困らなかった。
・赤坂や恵比寿の時代にはセレブリティーへの2943が募っていたらしい。
・コンビニおにぎりがおともだち。
・夜は酒盛り、寝泊りとゆるやかな労基の下のフリーダムな時代。 合宿ムード。
・植松さん作曲の社員のテーマ曲があったらしい。
・青山「そういった環境の中からヒットが生まれるんですねー」
・河津「竹馬で泥沼を渡るイベントを入れようと思ったけど、GBの制限下だと表現できなくてボツにしました」
・時田「GBは色で悩むことないから良いよねー」
・時田「攻略本や広報的なイラストを作成する時になって初めて色を付けた」
・GBのモノクロ4階調に合わせてパッケージも白黒。 広報の惣水清貴さんのアイディア。
・青山「次のサガの移動手段には缶ぽっくりを!」 ここでいまいち缶ぽっくりというものにピンと来ないトーク陣。シニア層との激しいジェネレーションギャップ・・・!
・当時のプログラマー陣は散り散りになってほぼ居ない。
・河津「(当時のプログラミング=16進数の話をしつつ)ファイナルファンタジーのFFって、もしかしたらそこから付けたのかもね」
・当時のデータのやりとりはフロッピーの交換し合いでかなりアナログ的だった。 後に坂口さんがアップルトーク(ネットワーク機能)を導入。
・会場のみんなはGBサガ世代が多い。
・クイズ「サガ1の発売日は西暦何年・何月何日だったでしょう?」
・回答権はトーク陣の指名制で、正解者にはサイン色紙をプレゼント。会場のみんなが必死に(私含め)
・クイズその2「最終ダンジョンで出てくる珍しいモンスターは(ここで挙手!)   ・・・はにわ、ですが、そのはにわが落とすアイテムとは何でしょう?」


■成熟していくサガ

河津さん、小林智美さん、渋谷員子さんがご登壇。
ロマサガサガフロにかけて、イラストやグラフィックの話題。

ロマサガの製作にあたってキャラデザインを誰にしようかと神保町で書籍買いあさりイラスト巡り。
・中々イメージに合う人が居ない中、宣伝部(?)の方この人どうですかと薦められた智美さんのイラストを見て気に入り、自宅まで伺ったとのこと。
・河津「(智美さんのイラストの印象は)ええ、まぁ、非常に、耽美な・・・」
・小林「(仕事の打ち合わせの為に)FAX買ってくださいと言われて・・・」
・イラストの発注はかなり大雑把。
・それまでにゲームの仕事をやったことはなく、キャラ数の多さにも苦労。 模索しながらの作業。
ジャミルが女装するイベントがあることを知らなかったので初期はかなり男らしく描いていた。
・インコさんは最初GBサガの開発に居たけど、途中で聖剣伝説に引き抜き。
・インコさんと智美さんの家が近いので、イラスト受け取りの窓口役になっていた。
・「エミリアが【かめんぶとうかい】に出るんですよねー」 小林「仮面舞踏会・・・なんて耽美な響きなんだろう」と勘違いしてどんなドレスを描こうかと考えていた。
・パラメータ上昇の蹴りモーションはバトル関係の方のアイデア
・渋谷「愛がアップ!で蹴りのポーズですからね〜・・・」
ロマサガのドット絵は智美さんのイラストの【色】を重視。
・ドットではディテールまでは描けないけど色彩をきちんと踏襲することで、このドットのキャラはこのイラストのキャラなんだ、と判りやすく。
・クイズその3「シルエットクイズ(サガフロ2のヴァージニア・ナイツ)」
・クイズその4「ドット絵当てクイズ(ロマサガ3のユリアン・ノール)」
・渋谷「ドット絵が(会場のスクリーンサイズまでに)拡大されて表示されるのは恥ずかしい・・・」

■更に進化していくサガ

河津さん、高井さんがご登壇。
サガの進化とハードの進化の話題、だったはずが。

・高井さんの登場BGMがミンサガの「四天王バトル」
・河津「アイツ(登壇予定だった直良さん)はバックれました(法螺)」
・高井さんはサガにプロレス技を持ち込んだ張本人。
・高井「(サガは)投げやりなゲームだなー   あ、もちろんいい意味で」
・「なんの ようだ!」「しね!」みたいな突飛な台詞は容量の都合。
・ゲームのキャラクタ「かえれ!」 高井「なんだと」
・高井「(「なんの ようだ!」と)コミュニケーションとってくれるだけでも良い方ですよ。 話しかけてもウインドウすら出ないのも居るし」
・高井「ハードの進化は使えるメモリが増えるだけで良いんですよ! ポリゴンってなんだよ!」
・高井「今まで入れたプロレス技の中で一番の自信作は【ローリングクレイドル】です!」
・高井「僕のグラフィック製作の信条は【ラクして美味しい思いをする!】です!」
・高井「ガーゴイル描いたら何故かイフリートになってて、しかもデバッグ中に何度も火の鳥使われるもんだから「ひどいよ河津さん!」と」
野村哲也さんもサガデバッガーだった、というか当時のスタッフは手の空いた時はデバッグと「二毛作体制」だった。
・時田「この道10年のデバッガーさんは・・・ビデオテープの入れ替えが早い!」
・青山「サガの成長期というか、みなさんの成長の話になってきましたね」
・高井「こんなんで大丈夫だったんでしょうか」

  • ここで10分間の休憩-

■これからのサガ

河津さん、田中さん、三浦さん、小林元さん、途中からイトケンがご登壇。
サガ2GODと、これからのサガシリーズの話題。

・時田さんの背中に乙女の人形が付いていた(笑)
・小林「えっ、濃いキャラって僕のことだったんですか!?」
・小林さんはプロデューサーの三浦さんに「何か絵を描く仕事がしたい」と話したらサガ2リメイクに抜擢。
・小林さんはキャラクター(モンスター(グラ違い)なども含め)ほぼ全てを描いている。 (ハンパ無い点数だ・・・)
・田中「(サガ2GODの)女の子キャラがどの子もお腹出してるのが気になる」
・キャラの露出が多いのは小林さんの趣味    ではなく三浦さんのリクエスト。
・どんどん露出の上がっていくキャラを見て河津「どれも同じに見えるよー」
・リメイクの新要素は「触れようと思ったときだけ触れれるように」
・河津「連携はもういいよー、でもシナリオとかに絡んだ連携は面白くて良いね」
・河津「モンスターに愛情の糸を使うのはちょっと躊躇う」
・途中でイトケン登場。 学ランのような黒づくめスーツ。
・時田「イトケンにとってのサガとは?」 伊藤「えっ、もうシメですか!?」
・伊藤「まだ(社員の)試用期間だったのにサガ2に・・・」
・イトケンは当時のファミ通のFF3の広告記事を見てスクウェアに応募した。
・新卒の社員はイトケンが初。 ちょうど30人目の社員だった。
・当時のサウンド室は1室のみで、植松さんに「(ヘッドホン越しに響く)イトケンの鍵盤叩く音がうるさすぎる」と言われていた。
・伊藤「(サガ2を作った後くらいに)「キミは植松さんの何なんだい?」と聞かれた」
・河津「サガ2の時はどの曲が植松で、どの曲がイトケンなのかが判らなかった」
・サガ2の後、当時の社長(鈴木尚さん)に直に呼ばれて「ひょっとしてクビになるんじゃ」とドキドキしたけど、曲に対していろいろお褒めの言葉を貰って一安心。 鈴木さんに褒められたことがあるのはイトケンだけらしい。
・伊藤「いや、あの頃はいい時代でしたね〜」 時田「さっきから何か「いい時代でしたね」ばっかり」
・河津「サガ2GOD難しいですよね、敵も強いよね」「お前が言うな」
・河津「(メカの主人公はと父親との関連について)どこからか拾ってきたんじゃないんですかね」
・河津さんの奥さんはキャラを個人とか対立の関係にするのが好きらしく「トモダチコレクションみたい」
・新作に関しては、現状では見せられるものはまだ無いけど、いつかは出せるように。
ロマサガ2のリメイクの要望が多いのでチャレンジしてみたい(でもグラフィックとかプログラムとかコスト関連の辺りで厳しいみたい)
トークも一通り終わり、とうとうイトケンライブか!と思ったとき  青山「あっ、あんな所にピアノが!」  伊藤「凄い無茶振りッスね!!」

■イトケンミニライブ

・1曲目はGBサガ→ロマサガ1→アンサガと各作品のプロローグ曲のメドレー。 ピアノソロ。
・2曲目はロマサガ2のメドレー。「遥なる戦いの詩」→「皇帝出陣」→「七英雄バトル」バトルの流れ。 2,3,4曲目はギターとバイオリンとのアンサンブル。
・3曲目はミンサガの「たったひとつの願い」と「永久なる想い」のメドレー。
・4曲目は熱情の律動とバーバラのタンゴが合わさった全く新しい「熱情のタンゴ」
・演奏前に 伊藤「ヘェーラロロォールノォーは無いんで!」
・伊藤「新作の曲も関わってみたいです。 新作で・・・遊びたいですよね?」(ここで大きな拍手きて感動した)
・アンコールでロマサガのメインテーマ。 ピアノソロ。

■終幕

全員が登壇し最後に軽く挨拶して〆。
・田中「この会場はモーションキャプチャーの撮影に良く使っているんですよね」 FF14モーションキャプチャーもこの場所で製作中とのこと。
・時田「ひかりのよんせんしも よろしくね!」(意訳)
・河津「クリスタルベアラーも よろしくね!」(意訳)
・渋谷「アプリばんロマサガも よろしくね!」(意訳)


■その他

・開演前にはスクエニの色んなゲームのトレーラーやCM動画が流れてました。
・グッズ販売は書籍、CDともに発売済みの物のみ。
・CDを買うとスクエニミュージックのエコバッグが貰えるんですが、先着(?)80名分にはイトケンのサイン入り。
・そのうち2名分のみが昔使っていた仕様のレアなサイン(カタカナで【イトケン】)
・W小林さんのイラストの展示が何点か。
・1点だけ直良さんが描いたと思われる詩人の絵が。 CMのイメージ用か何かかな?初めて見る絵でした。


■感想

・新作発表でサプライズ〜とかはありませんでしたが、楽しかった!
・ユーザーが知りえないようなトークは面白すぎるンで、年の節目に関わらずもっと機会があると良いなぁ。
・イトケンの生演奏初めて聴けて嬉しすぎる! ゲームのコンサートとかもっと行ってみたいです。
・サガだいすき。 今後も楽しみ。